【制作実績】3ブランドのランジェリーECをShopifyで構築しました

2026年07月02日

Maison UMAKATSU合同会社様の公式ECサイトを、Shopifyで構築しました。

画像

Maison UMAKATSUでは、「ランジェリーを通して、多様な在り方を肯定する」という理念のもと、

複数のランジェリーブランドを展開しています。

今回のサイトでは、UMAKATSU underline / I.genic / Vie Cherie lingerie の3ブランドを、

1つのShopifyストアにまとめています。

画像

ただし、3ブランドすべてを同じタイミングで販売開始するわけではありませんでした。

公開時点では、UMAKATSU underlineのみ在庫販売。
他の2ブランドは、ブランドページを公開しつつ、
予約・受注の問い合わせ導線を用意する形でした。

そのため、見た目を整えるだけでなく、ブランドごとの見せ方や、商品ごとの販売ステータスに合わせて「どう買ってもらうか」まで含めて設計しました。

制作情報

・クライアント:Maison UMAKATSU合同会社 様
・プラットフォーム:Shopify
・公開:2026年6月
・商品規模:7商品・32SKU
・公開時の販売:UMAKATSU underlineのみ在庫販売、
 他2ブランドはページ公開・予約/受注導線
・主な内容:ランジェリー販売 / ブランドページ /
 ランジェリー制作講座 / サイズガイド / FAQ / 法定ページ


3ブランドを1つのShopifyストアで運用する

Maison UMAKATSUでは、1つの屋号のもとに、
性格の異なる3つのブランドラインを展開しています。

UMAKATSU underline
ユニセックスのブランドライン。
レースボクサーパンツなどを展開しています。

I.genic
ジェンダーニュートラルな視点を持つブランドライン。
GENESISシリーズを展開しています。

Vie Cherie lingerie
レースや装飾美を大切にしたブランドライン。
葉影シリーズを展開しています。

Shopifyでは、1つのストアで複数ブランドを扱うこと自体は可能です。

ただし、ブランドごとに世界観や説明文、商品ラインナップが異なる場合、すべてを同じページ構成で見せると、それぞれの違いが伝わりにくくなります。

そこで今回は、ブランドごとに専用ページを用意し、それぞれ独立して編集できる構成にしました。

画像
I.genic
画像
UMAKATSU underline
画像
Vie Cherie lingerie

トップページの「Our Brands」から各ブランドページへ誘導し、ブランドごとのストーリーや商品ラインナップを見られるようにしています。

画像
Topページの様子

将来ブランドが増えた場合も、同じ考え方でページを追加できるように設計しました。


商品一覧では、ブランドやカテゴリを行き来しやすくする

3ブランドを1つのストアで扱う場合、購入者が「いま何のブランドの商品を見ているのか」がわかりにくくなることがあります。

そのため、商品一覧ページでは、ブランドやカテゴリを切り替えやすい導線を用意しました。

ランジェリーECでは、ブランド名だけでなく、ブラ、ショーツ、ボクサーパンツなどの商品カテゴリも重要です。

画像

ブランドから探す人もいれば、商品カテゴリから探す人もいます。

どちらの探し方でも迷わないように、商品一覧の情報設計を調整しました。


販売中・予約・受注を、商品ごとに出し分ける

今回の案件で重要だったのが、商品ごとの販売ステータスです。

3ブランドの立ち上げ時期が異なるため、すべての商品を同じように「カートに入れる」状態にするわけにはいきませんでした。

商品によって、次のような状態を切り替える必要がありました。

販売中
在庫販売として、通常通りカートに入れて購入できる状態。

予約
立ち上げ前や予約受付中の商品として、お問い合わせや予約導線へつなげる状態。

受注
受注生産の商品として、購入前に問い合わせへ誘導する状態。

この切り替えを、有料アプリに頼らず、Shopifyの商品情報を使って管理できるようにしました。

商品に販売ステータスを設定すると、商品カードの表示、商品詳細ページの購入ボタン、スクロール追従の購入バーが連動して切り替わります。

画像
販売ステータスのタグ
画像
スクロール追従の購入バー

たとえば、「販売中」の商品ではカートボタンを表示し、「予約」や「受注」の商品では、カートボタンの代わりに予約・お問い合わせ導線を表示します。

画像
販売中のステータスの場合:カートボタンを表示
画像
予約販売のスタータスの場合:予約ボタンを表示

これにより、商品ごとの販売フェーズに合わせた購入体験を、
1つのストア内で表現できるようにしました。


アプリを増やさず、運用しやすい形にする

予約販売や受注販売は、専用アプリを使えば実現できる場合もあります。

ただし、アプリを増やすと、月額費用や管理画面の複雑さも増えます。

今回のように、商品ごとの状態をわかりやすく出し分けたい場合は、必ずしも専用アプリが必要とは限りません。

そこで、Shopifyの商品情報やテーマ側の調整を使い、できるだけシンプルに運用できる形を目指しました。

クライアント側で商品ステータスを変更すれば、サイト上の表示も連動する。

そのような運用にすることで、販売フェーズが変わったときも、サイト全体を作り直さずに対応できます。


ランジェリーECで重要な「サイズ選びの不安」に対応する

ランジェリーECでは、サイズ選びの不安が購入の大きなハードルになります。

洋服以上に、体型やフィット感が重要になるため、購入前に「自分に合うのか」を判断しやすくする必要があります。

今回のサイトでは、商品ごとの情報に合わせて、
表示するサイズガイドを切り替えられるようにしました。

たとえば、体型フィットの情報や商品タイプに応じて、ブラ用、パンツ用、Form A用、Form B用など、必要なサイズ表を出し分ける構成です。

商品詳細ページの「サイズガイド」ボタンから、モーダルでサイズ表を確認できるようにしています。

画像
モーダルで商品ごとのサイズ表が表示される

また、商品ごとに専用のサイズ表画像がある場合は、そちらを優先して表示できるようにしました。

画像
管理画面の様子(商品ごとにステータスを付与)

ランジェリーという業種特有の購入不安に対して、単に説明文を置くだけでなく、商品データと表示を連動させて答える設計にしています。

今回、特に力を入れたポイントの一つです。


商品詳細ページでは、スマホでの購入体験を重視

ランジェリーECでは、スマホから閲覧・購入するユーザーが多いと考えられます。

そのため、商品詳細ページでは、スマホでの見やすさと購入導線を重視しました。

商品説明が長くなっても、購入ボタンに戻りやすいように、スクロール追従の購入バーを実装しています。

画像

商品の説明を読んだあと、わざわざページ上部まで戻らなくても購入アクションに進めるようにした点がポイントです。


クライアントが自分で更新しやすい運用設計

納品後に、細かな文言変更や法定ページの修正のたびにコード編集が必要になると、運用が大変になります。

そこで今回は、クライアントが管理画面から更新しやすい設計を意識しました。

プライバシーポリシー、利用規約、返金ポリシー、配送ポリシーなどは、Shopify管理画面で編集した内容がサイトに反映されるようにしています。

また、特定商取引法に基づく表記など、Shopify標準の設定だけでは足りない項目については、テーマエディタ上で行ごとに編集できるようにしました。

各セクションについても、コンテナ幅、見出しや本文の文字サイズ、テキスト色などを調整できるようにしています。

画像
管理画面の様子

「もう少し文字を大きくしたい」「余白を変えたい」といった調整を、できるだけコードを触らずに行えるようにするためです。


ランジェリー販売だけでなく、講座やブランド情報も1サイトに統合

Maison UMAKATSUは、ランジェリーの販売だけでなく、
ランジェリー制作講座も展開しています。

そのため、ECサイトを単なる商品販売の場所にするのではなく、講座集客やブランド理解にもつながるサイトとして構成しました。

主なページは、次のような役割を持っています。

About
Mission、Vision、Values、代表メッセージ、3ブランド紹介を掲載。

講座ページ
体験講座、縫製コース、ブランド立ち上げ伴走などのプラン、
受講の流れ、問い合わせ導線を掲載。

サイズガイド
採寸方法や体型フィットの考え方を案内。

使い方ガイド
商品の着用方法やお手入れ方法を説明。

FAQ
購入前後によくある質問を整理。

ブログ
お知らせや記事を発信。

「買う」「学ぶ」「ブランドを知る」という複数の目的を、Maison UMAKATSUという同じ世界観の中で完結できるサイトを目指しました。


デザインは、ブランドの世界観を崩さないことを重視

今回のサイトは、Shopifyの無料テーマであるDawnをベースに構築しています。

ただし、Dawnの標準デザインをそのまま使うのではなく、Maison UMAKATSUのブランドイメージに合わせて、色、余白、文字、セクション構成を調整しました。

ダークトーンを基調とした落ち着いた配色、細めのタイポグラフィ、余白を活かしたレイアウトにすることで、ブランドの世界観に合う見た目を目指しています。

Shopifyの制約の中で、ブランドらしさをどこまで表現できるか。

その点も、今回の制作で意識したポイントです。


実装面では、ブランド専用のセクションを追加

今回のサイトでは、Dawnをベースにしながら、
Maison UMAKATSU専用のカスタムセクションを複数実装しています。

トップページ用、ブランドページ用、商品ページ用、講座ページ用、法定ページ用など、用途ごとにセクションを分けています。

これにより、テーマエディタ上でページを構成しやすくし、納品後の文言や画像の差し替えにも対応しやすくしました。

また、スマホとPCで表示が崩れないよう、レスポンシブ対応も各所で調整しています。

ランジェリーECはスマホ閲覧が中心になるため、ヘッダーのドロワーメニュー、商品一覧の見え方、商品詳細ページの購入導線など、スマホでの操作性を重視しています。

具体的なShopifyテーマの構成や販売ステータスの実装については、
別記事で詳しく紹介する予定です。


まとめ

Maison UMAKATSUのECサイトでは、単にきれいなShopifyサイトを作るのではなく、3ブランドを1つのストアで運用するための設計を重視しました。

ブランドごとの世界観を分けながら、商品一覧や商品詳細ページでは迷わず購入・問い合わせに進めるようにする。

販売中、予約、受注といった販売ステータスに応じて、
カートボタンや問い合わせ導線を切り替える。

ランジェリーEC特有のサイズ不安に対して、商品データとサイズガイドを連動させる。

こうした点を、Shopifyの標準機能とテーマ側のカスタマイズを組み合わせて実装しました。

今回のポイントをまとめると、次の通りです。

・3ブランドを1つのShopifyストアで運用できる情報設計

・公開時点ではUMAKATSU underlineのみ在庫販売、他ブランドは予約・受注導線として展開

・販売中・予約・受注に応じた購入導線の切り替え

・ランジェリーEC特有のサイズ選びの不安に対応するサイズガイド

・スマホで購入しやすい商品詳細ページ

・講座やブランド情報も含めた事業全体のサイト統合

・クライアントが管理画面から更新しやすい運用設計

・ブランドの世界観に合わせたDawnテーマのカスタマイズ

    Shopifyの標準機能を活かしながら、業種と事業フェーズに合わせて必要な部分をカスタムした案件です。


    制作情報

    制作:ナチュラルウーマン株式会社
    納品:2026年6月
    ストア:https://igenic.jp/
    プラットフォーム:Shopify

    対応内容:

    Shopify構築 / 3ブランド情報設計 / 商品詳細ページ設計 / 販売ステータス切り替え / サイズガイド設計 / 講座ページ設計 / 法定ページ設計 / Shopifyテーマカスタマイズ

    Shopifyでのオンラインショップ構築や、ブランドの事業フェーズに合わせたECサイト設計のご相談を承っています。

    「複数ブランドを1つのストアで運用したい」
    「販売中・予約・受注など、商品ごとに売り方を変えたい」
    「サイズガイドや問い合わせ導線など、業種に合った購入体験を作りたい」
    「ECだけでなく、講座やブランドページも1つのサイトにまとめたい」

    このような場合は、お気軽にご相談ください。
    事業内容や運用体制に合わせて、いちばん合う形を一緒に考えます。

    お問い合わせはこちら

    また、EC販売で成果を出すための情報を、
    YouTube「あやかのShopify予備校」でも発信しています。
    Shopifyでのサイト構築、SNS動画での集客、AIの活用など、実際にECを運営してきた事業者の目線でお話ししています。

    YouTubeチャンネルはこちら

    https://www.youtube.com/@ayaka_shopify_school